京都市下京区の異形矢印標識

京都市では住居表示実施がされておらず,昔からの地名表記が今も用いられています.下京区役所の住所は「京都市下京区西洞院通塩小路上る東塩小路町608番地8」という,非常に長く,自分も含めた他県民にはちんぷんかんぷんな住所です.南北と東西の通りからの位置関係を表していて,最後に町名と番地が書かれるそうです.さてここで問題が起きます.京都式地名表記が全く分からない中の人がどうやって異形矢印の場所を表記するのか.悩んだ結果,「祇園四条」「烏丸高辻」のように交差する通り名を続けて呼称するのが京都の交差点名の慣例のようなので,それをまねさせていただきます.

①高辻寺町

高辻通りと寺町通りの交差点にあります.下京区民には此処かとわかり,他県民は必死に2つの通りを探すと想像するとちょっと面白いです.ここには可変式が設置されており,異様なカクカクが目立ちます.