県庁所在地で唯一「電車」が来ない街・とくしま
400年の歴史を持つ阿波踊りや、90年代に有名になった徳島ラーメンが著名ですが、異形矢印マニアの中でもだいぶ有名な街です。なぜかというと、2021年まで存在した変わった異形矢印があったからです。いまもその名残はあり、その変わった異形矢印も含めて市内の異形矢印を巡ってきました。
撮影日:2024-8-22
全国的に珍しい路側式可変標識(Ⅱ型)です。1981年に警察庁より規定された形式ですが、隣接県の高知に多く残る一方で他の県ではレアな印象です。Ⅱ型は「上下式」という駆動方法のようですが、動きが想像できません。
うっすらと見える円状と長方形のテープ。何かを隠しているようですが、2021年8月まで存在した組込みの異形矢印の痕跡です。
丸いほうは車両進入禁止標識の図案が、長方形のほうには「7 - 10」と書かれていました。2021年時点で徳島県にしか存在しなかった特殊な記載方法だったこともあり、県警が表示の統一化をし、国内から組込みの異形矢印は消滅しました。テープの素材は薄いようで、うっすらと見えますね。
ちなみに7 - 10と書かれていた方の矢印(銀座方面)は、補助標識にもある通り、一般の車両は終日入ることができません。
④両国橋南詰のところで、組込みの異形矢印は消滅した、と書きました。しかしそれは指定方向外進行禁止標識のフォーマットに従った標識に限った話。大松町にあるこの変わった標識は、組込みの異形矢印のままでした。一般的な異形矢印(指定方向外進行禁止標識)とレイアウトが違い、規制予告標識のフォーマットを流用したのでしょう。埼玉県などの一部の県で見られるこのタイプの指定方向外進行禁止標識。なぜなんですかね。
ここも組込みの異形矢印があった交差点です。車両進入禁止標識と7-9の数字が組み込まれていたものでした。
友好都市の異形矢印標識
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